<cast-176> シムラ君がイク!⑩ ~ The thing which Mitsuyo does not like
今年の阿寒湖は寒かった…。3日間とも雪が舞い散る寒さだもの。
通い出した10年位前にはそんなことが当たり前だったように思うけれど、
ここ数年の間は随分と暖かかったんだな~とぎんれいの母さんと振り返っていた。
そんな寒い日には、休憩時の珈琲タイムが非常に有難く感じる訳で…。
僕の狭いゴムボートにはちょっと幅を効かせ過ぎの荷物となるのだけれど、
その荷物が、いまやロッドやリールと同じ位に欠かせぬアイテムになってしまっている。
むしろ、ライジャケと同じ位に携帯必須なアイテムとしての啓蒙活動が必要なほどで…。
淹れたての珈琲をフーフーと飲める限りの温かさで少しずつ喉に流し込む。
「うっ、ウマい!」
思わず声が出る。まるで、その日初めて掛けたアメマス(勿論、Qちゃんではないことを
確認することが先なのだが…恥)の大きさを確信してから、友人に「掛ったよ~!」と声
を掛けてしまうほどの声量で…。
残念なことは、帯同していた美津代(長女)は珈琲が苦手だと言うことで…。