東への高速道路が「本当」につながると知ったのは、確か15年以上前のことだったと思う。
親父の運転する三菱のデボネアの助手席に乗って、まだ砂利道だらけだった日勝峠を
越えたのが、栄光幼稚園か栄西小学校の頃だった。
あれからほぼ40年経っていた。
気付けば随分と背負うものが増えている。
8つのトンネル…。
やっとの思いでつながった夕張⇔占冠の高速道路は、8つのトンネルで結ばれていた。
きっと区間距離の半分以上がトンネルではないかと思われる程だ。
真新しいトンネルの壁面は未だ新しく、気持ち良く、走り抜けることができた。
人生半ばにして迷走中の僕は、古道の真暗なトンネルから抜け出せずにいる訳で、
同じく人生半ばにして縁を頂いた「釣り」と「仲間」に教えを請いながら、
「新たな目標」に向けて一つひとつ歩みを進めることしか出来ない。
トンネルの向こう側が、快晴なのか、曇天なのか、雪なのか…。 未だ知り得ず。