<cast-149> A reason with many empty photographs
そこまでは少し眠かったり、やや遠かったりはするけれど、目指すフィールドに着いたら
暖かな車内に多少の未練を残しつつ服を着替えて、タックルをセッティングして、【暗黒面】
の友たちに「お先に~!」などと言葉を残して目指すポイントへそそくさと歩き出す。
湖面にライズを探しながらガイドにフライラインを通し終わると、今日の占いで観た
今日のラッキーカラーなフライをフライボックスの中に探しつつ今日の運命を奴に託す。
しかし大体そんな時に限ってなかなか魚信はやってはこないものなのだ。
しかも始末が悪いことに、後からやってきた【暗黒面】の友たちのティップの先には
グラマラスな鱒からのお誘いが早々に舞い込んでいるようで…。
そんな時に僕は…、ファインダーを空へと向けるしか手立てがなく…。
どうりで僕のパソコンには、空の写真が多いはずだ…>苦笑